人材募集の方法
会社が成長・発展し、事業を拡大するためには有能でやる気のある社員の協力が不可欠です。人材の募集方法はたくさんありますが、それぞれの特徴について理解しておきましょう。
1)ハローワーク(公共職業安定所)で人材募集する。
一般的な人材募集の方法で、多くの企業が活用しています。募集や採用に伴う費用は一切かかりません。全国の各地域に拠点があり、多くの求人・求職を受け付けています。求人は全国のハローワーク拠点に公開され、インターネットでも閲覧できます。窓口担当者は、求人票の書き方や求職者の動向を踏まえた条件設定などアドバイスをしてくれます。
2)人材紹介会社に紹介を依頼する。
専門性の高い人材を求める場合に有効な方法です。人材を採用した場合に費用が発生する成功報酬型が一般的で、おおよそ採用者の年収の30%程度を紹介報酬として支払うのが相場です。人材会社の担当者は、求人企業が必要とするスキルや知識技能を持った求職者を紹介してくれる他、企業の魅力を求職者に伝える仲介者の役割をしてくれます。
3)転職サイトに情報を掲載する。
多くの求職者の目に触れるというのが最大のメリットです。また、他の媒体と比べて自社をPRできるスペースが大きいことも特徴です。費用は、サイトやメニューにより様々ですが、大手人材会社が運営しているものであれば、目安として最低20万円はかかります。
4)自社ホームページから人材募集をかける。
自社のコーポレートサイトに「採用情報」のカテゴリを作れば、特別なコストをかけずに募集をかけることができます。ただ開設したばかりのホームページは集客力がないため、急ぎの募集に対する応募は期待できません。時間をかけて広く人材を募集したい時に自社ホームページを活用すると良いでしょう。
5)取引先や知人から人材を紹介してもらう。
取引先や知人からの紹介であれば、事前に対象者の人柄や経験、スキルを教えてもらえる点で安心です。しかし、面接の結果、採用しないこともありえるので、あとで紹介者に対して気まずくならないよう注意してお願いしましょう。